地震工学研究発表会講演論文集
Online ISSN : 1884-8435
ISSN-L : 1884-8435
更新統の東京層砂層の液状化事例と地震動強さ
森 伸一郎池田 悦夫
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1997 年 24 巻 p. 453-456

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抄録
東京都新宿区四谷で行われた遺跡調査において地震の痕跡が検出され, 地震の液状化によると考えられる噴砂脈を主体として調査をした.淀橋台地の谷底低地に位置する遺跡において地震跡として検出された砂脈は, 液状化による噴砂に起因することを確認した.噴砂脈に土を供給した液状化層は, 目視観察のほか, 鉱物分析, 珪藻分析, 粒度分析に基づいて, 更新統 (洪積層) である東京層砂層であることを立証した.考古学・地震学・地盤地震工学の観点から, 地震の発生時期を特定した.液状化しにくいと考えられていた洪積砂層も強地震動の下では液状化しうることを示した.有史以来の歴史地震で洪積層が液状化したことを確認した初めての例である.
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