地震工学研究発表会講演論文集
Online ISSN : 1884-8435
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平成13年芸予地震における山口県東部を中心とした斜面災害
山本 哲朗鈴木 素之寺山 崇勝部 安昭
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2001 年 26 巻 p. 85-88

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抄録
平成13年3月24日15時28分頃, 安芸灘に震源をもつM=6.7の地震が発生した. 本地震によって広島県河内町, 大崎町および熊野町で震度6弱が観測されたのをはじめ, 瀬戸内海沿いの中国, 四国, 九州地方の広範囲にわたり震度6弱から震度4を記録した. 山口県では, 錦町宇佐の中国自動車道下り線において長さ25mにわたって路面に亀裂が入るなど, 県東部を中心にして各種の被害が発生した. 著者らは山口県東部に位置する岩国市および大島郡東和町で発生した斜面崩壊を中心とした各種の被害調査を3月26日~5月6日までの6日間にわたって実施した. 現地調査結果をもとに,(1) 落石防止網工により被害が最小限に抑えられていたことと,(2) 岩盤の節理面に沿って松などの樹木の根が張っていたことが崩壊の素因として指摘した.
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© 社団法人 土木学会
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