抄録
本報告では, 筆者らが今回新たに構築した新潟地域の地形・地盤分類250mメッシュマップについて報告する. このマップを用いたハザード評価適用例として, 2004年新潟県中越地震を対象としてメッシュごとの液状化の発生危険度を計算し, 実際の液状化発生地点の分布と対比した. まず, メッシュマップに含まれる微地形区分などから, 深さ30mまでの地盤の平均S波速度 (AVS30) の分布を求め, さらに, 最大地動速度 (PGV) の増幅度に変換する. そして, 距離減衰式から求まる硬質地盤でのPGVに増幅度を乗じることで, 地表でのPGVを計算した. 液状化危険度予測は, PGVに基づいた微地形ごとの液状化発生クライテリアを用いた. その予測結果は, 2004年新潟県中越地震の際の実際の液状化分布地点の分布と概ね対応した.