地震工学論文集
Online ISSN : 1884-846X
ISSN-L : 1880-4624
2003年三陸南地震における消防団員の宅地被害調査と被災宅地危険度判定の比較
橋本 隆雄宮島 昌克
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2007 年 29 巻 p. 60-69

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抄録
2003年三陸南地震では石巻, 築館, 気仙沼, 仙台等の市町村の宅地が大規模な被害を受けた。この直後に県内の被災者からの要望により, 消防団員が目視で 5月 28日, 29日の両日に渡り気仙沼市及び気仙沼土木事務所管内の各地区, 世帯の被害状況を調査し, その結果を文書にて整理したものが県に寄せられた。地震発生1ヶ月後に, 26名の被災宅地危険度判定士 (以下, 宅地判定士という) によって 129件の調査が2003年6月25日, 26日に行われた。この論文では, 地震発生後に消防団員の調査結果を宅地判定士の帳票で再評価し直したものと, 宅地判定士活動結果の比較・分析を行い, 宅地擁壁, 宅地地盤, 宅地のり面・自然斜面等の被害状況の違いから, 宅地判定士の初動体制の遅れの影響について検討し, 今後のあり方について提言する。
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