2000 年 28 巻 p. 133-139
本研究は、地域資源・文化の担い手としてのホスト (観光地住民) が、交流プログラムを通したゲスト (観光者) との交流からホストとしての役割意識 (=「ホスト」意識) を形成する実態に注目した。南紀熊野体験博リゾート体験イベントにおいて、イベントの準備・運営、現場での参加者へのサポート・指導を行う立場にあった体験リーダー (ホスト) を対象にアンケート調査を行い、イベントへの参加実態から、4つのタイプを抽出した。それにより、タイプごとに「ホスト」意識の傾向が異なることを明らかにし、それぞれに対応したサポート方法の必要性を指摘した。