抄録
水・土・緑の空間は地域住民にとって地震時の避難空間であり日常時の遊び空間であるという認識のもと、空間配置の評価を行った。まず避難行動からみた震災に対する危険度について、地域の分断を考慮した1人あたり避難空間面積・避難空問までのtrip数・建築物の年齢と構造から評価し、空間配置の偏りが問題であることを示した。次に現地調査で観察された遊びについて公園・緑地の構成要素との関係で8つに分類し、遊びの多様性と遊びからみた空間の好ましさで配置の評価を行った。以上の評価結果より、震災時と日常時からみて問題のある地区を明確にし、さらに都市域では水・土・緑が豊かであることは震災に対しても強いということを実証的に明らかにした。