本研究では, ごみ排出量と世帯属性並びにごみ減量化行動との関係を明らかにし, 都市における一般世帯の排出実態を把握した具体的には, まず世帯属性と排出量との関連性を分析し, 最も影響度の大きい要因が世帯人数であることを示した.つぎに, 世帯人数別にごみ排出実態の特性を分析した結果単独世帯の排出傾向が複数人数世帯と異なることが統計的検定により認められだ最後に, 単独世帯に焦点を当てた分析では, ごみ減量化行動への取り組みと排出量の多少との関係を捉え, 昼間の生活形態の違いがこれに関連していることを明らかにした.