循環型社会において「ものの販売から機能の提供へ」に代表されるビジネスの変革が求められている. 現に欧米を中心としてサービス経済化として様々な研究がなされている. 本研究では, その中から米国で提示されている「サービサイジング」をとりあげ, サービサイジングにおけるリースの位置付け, サービサイジングが循環型社会にどのような点で寄与するかを整理した上で, 家電産業を例に取り, 家電リース・レンタルの先行事例も概観しつつ, 具体的に生協の組合員を対象とした家電リース社会実験を実施し, そこから循環型社会を促進する持続可能なビジネスとしての家電リースの課題や有効性を明らかにした.