抄録
本研究は, 1999年以降の水害による災害救助法が適用された市町村に対する災害廃棄物に関するアンケート調査結果に基づいて, 住家被害を考慮した災害廃棄物の発生原単位を算出した.その結果, 水害時の浸水による被災区分である床上浸水, 床下浸水では, それぞれ4.6トン/世帯, 0.62トン/世帯の災害廃棄物が発生するものと推定された.
また, 災害廃棄物発生量推定式による廃棄物推定量と平常時のごみ総排出量から算出した災害廃棄物量相対値が, 初動時における応援体制をどのように構築すればよいのかを容易に把握することが可能となるひとつの指標となりうることを示しえた.