2005 年 33 巻 p. 495-502
本研究では、五感をまんべんなく使うことができる環境学習プログラムの開発を行い、その児童への学習効果について調査した.児童を対象に、五感を満遍なく使う環境学習として『五感しらべ』を4パターンの方法に分けてグループごとに実施し、それぞれのグループの情報量・内容について考察した. また、児童一人一人に対し、『五感しらべ』の前後に五感認識現状を知るツールとして『五感の履歴書』を実施し、『五感しらべ』によって児童の五感認識がどのように変化するかを考察した. それらの考察から、児童にとって五感学習効果が高くなる五感調査手法を提案した.