精密工学会学術講演会講演論文集
2002年度精密工学会秋季大会
セッションID: E62
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高能率・高精度化のための切削工具(1)
DLCコーティング工具によるアルミ合金加工
北嶋 弘一*上田 晃島 順彦神之村 俊
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抄録
アルミニウム合金の加工では凝着の問題がある。凝着物が剥離するときに切れ刃にチッピングを引き起こし、工具寿命、加工面精度が悪くなる。そこで、アルミニウム合金加工の凝着の問題に対し、摩擦係数が小さく、耐凝着性に優れているDLC皮膜を開発した。DLC皮膜はプラズマCVDおよびマグネトロンスパッタ法により成膜した。DLC皮膜は単層では密着性に乏しいため、種々の中間層を形成し密着性を向上させた。これらの中間層を形成したDLCコーティング工具により、アルミニウム合金のドライ加工を行い、アルミニウム合金加工におけるDLC皮膜および中間層の効果を検討した。
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© 2002 公益社団法人 精密工学会
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