抄録
指で固体表面をなぞった際に、その固体表面形状に応じた振動が皮膚表面に発生し、その振動を神経細胞で検出してなぞり動作に伴う皮膚感覚を受容し、固体表面の様子を認識していることが知られている。このような感覚を擬似的に再現するためには、なぞり動作に対応した数十~1kHz程度の振動を皮膚に与えることが有効である。これまでに、推力が大きく、応答の速い弾性表面波モータを用いて上記の振動を励振して皮膚感覚を提示する装置を開発した。本研究では、その提示装置をコンピュータ用のマウスのボタンに取り付け、コンピュータ画面と連動した皮膚感覚を提示するようにした。本報では、提示装置が発生する振動の特性について報告する。