抄録
近年,工作機械の精度向上および補正研削技術の進展に伴い形状精度100nm以下の非球面を創成することが可能となっている.しかし実際に非球面レンズあるいは金型を製造することを考えたとき,形状精度ばかりではなく研削面粗さに関しても考慮する必要がある.研削面粗さに影響を与えるパラメータとして工作物送り速度,砥石周速度,砥石送り速度等が考えられる.また研削方向と工作物送り方向が平行となるパラレル研削にするか,直角となるクロス研削にするかによっても研削面粗さは異なってくると考えられる.そこで本研究においてこれらのパラメータと研削面粗さの関係を理論計算と実験を通して明らかとし,最適な条件を探った.