抄録
本研究では,金属系生体材料として広く用いられているTi-6Al-4V合金に対して,電解インプロセスドレッシング(ELID)研削法により表面仕上げを施した試験片を準備した.その際,被加工物に対してプラス電流を印加することにより,加工時に発生すると考えられる水酸化物イオンと積極的に反応を起こさせ,それにより加工面性状がどのように変化するかをエネルギー分散型X線分光装置(EDX),走査型電子顕微鏡(SEM)等を用いることにより詳細に分析した.さらに,電気化学的手法を用いて加工面の耐食性を調べることで,生体材料に対して,かかる手法によりELID研削を施すことの有効性について検討·考察を加えた.