抄録
レジンボンドcBNホイ-ルの特性を発揮させ、最適かつ安定的に使用するためには、砥石作業面から、いかに砥粒を突き出させるかが問題である。ところが、湿式目直し時に供給する研削油剤を変えると、形成される砥石作業面の形態に違いが現れ、研削性能にも影響が現れる。そこで、供給する研削油剤の組成の影響について検討したところ、目直しで生成される砥石作業面の形態や砥粒突き出し高さ、突き出し速度が目直し油剤の組成によって変わることが、また、研削時の研削加工面粗さにまで、目直し油剤の組成が影響することを明らかにした。