精密工学会学術講演会講演論文集
2002年度精密工学会秋季大会
セッションID: N21
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知的精密計測(4)
微細形状測定プローブの開発
システム構成と基本性能
*古賀 聡齋藤 章憲日高 和彦西沖 暢久
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抄録
本発表は触針型力センサを用いた微細形状測定プローブの開発に関するものである。現在、接触式の形状測定器には、粗さ測定器や原子間力顕微鏡(AFM)等がある。しかし、粗さ測定器では測定力が大きいためワークに傷つけてしまう問題、AFMでは測定速度が遅いため、測定時間を要する問題がある。これらの問題を鑑み、粗さ測定器とAFMの中間領域に位置する測定器の開発を進めてきた。本発表では、ISO規格より小さな測定力(0.3~750μN)の力一定制御系をもつ微細形状測定プローブのシステム構成と、本プローブの制御システムの応答特性の評価、粗さ標準片を用いた測定速度の評価について報告する。 測定速度については振幅10mm、空間波長100mmの粗さ標準片の測定において測定速度500μm/sを実現した。
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© 2002 公益社団法人 精密工学会
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