抄録
デジタル·マイスター·プロジェクトの1つとして実施している「金型設計·製造に特化した技能の技術化に関する研究開発」(電通国際情報サービス/オークマ)の中で,電通国際情報サービスで実施されているプラスティックスの射出成型金型の設計製造の知識の抽出手法とその整理手法に関して,中間的な研究成果を述べる.これまでの設計製造の知識の収集においては,その知識が用いられた文脈の情報が欠如しており,そのため利用の段階において,知識の有効な状況や適用対象が明確ではないという問題があった.本研究プロジェクトにおいては,設計や製造の業務の中で,想起され適用された知識の情報を業務の情報と合わせて保存することで,知識適用の「動態保存」を実現することを実施した.また,抽出した知識適用の内容を整理·体系化する図式を提案し,データベース化を行う際の仕様を定めている.