抄録
ボルト·ナット締結体において,強度面での信頼性を確保するためには,ゆるみの問題は解決しなければならない重要な課題である.そこで,本研究では,くさびを用いたボルト·ナット締結体のゆるみ防止法を提案する.本方法は,ねじ部の先端にテーパ状の穴もしくは溝を設けたボルトと通常のナットを用いて被締結物を締結した後,ボルト先端のテーパ穴もしくはテーパ溝に,テーパ状のくさびを挿入することでゆるみ止めを行う.本研究では,本方法を用いてゆるみ止めを施したボルト·ナット締結体に,ボルトの軸直角方向振動を与えてゆるみ試験を行うことで,その有効性を検討した.