精密工学会学術講演会講演論文集
2003年度精密工学会秋季大会
セッションID: D21
会議情報

工作機械の高速高精度化(5)
フルクローズド制御における象限突起の抑制
*杉江 弘
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
リニアスケールを搭載したフルクローズド制御のボールネジ駆動機構では,セミクローズド制御に比べて移動方向反転時に生じる象限突起が顕著になる.これはリニアスケールで検知したモータ=負荷間の弾性変形を,フィードバック制御系では応答遅れのために補償しきれないためである.そこで,方向反転時のみに作用して定常ではゼロになる漸減型バックラッシ補正法を提案し,有効性確認のために実施した実験結果を報告する.
著者関連情報
© 2003 公益社団法人 精密工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top