抄録
著者らは,製品の機能的な寿命の延長を実現するための方法であるアップグレード設計方法論の研究を行っている。本研究は、予測された市場の技術動向に対し追従可能であるよう,製品に施す機能的なアップグレードを計画し、その計画を最適に実現可能であるように製品を設計するための方法を与えることを目的とするものであり、製品のアップグレードを効果的に行うためには、製品アップグレードの計画段階でそれによる効果を把握できることが好ましい。本報では、市場に投入される技術の内容、タイミング、製品使用者の指向等に影響される不確実性を考慮した上で、消費者要求の将来予測を行い、それに基づいた製品ラインナップに要求される仕様を把握する方法について提案する。