発話収集システムを用いたデザインレビュー支援に関する研究

抄録

デザインレビューとは設計に含まれる潜在的な不具合を未然に取り除くために，レビュアと呼ばれる様々な部門の専門家が集まって議論を行う場である．各レビュアの発言は意思決定の過程や根拠を示すうえで重要な情報であるが，十分に記録されないために検討項目にもれが生じるといった問題が起きているのが現状である．そこで本研究では発話収集システムを用いて各レビュアの発言を収集し，知識として利用することでデザインレビューを支援する方法を提案する．