抄録
本論文では,創成科目の指導内容と教育効果について報告する。(1) 課題探求·創成能力の重要性を認識させるためには,学生の発想力初期値を測定することが必要である。さらに,その結果を比較検討させると,伸ばすべき創造性を定量的に自覚させることが可能となる。(2) Open-Ended課題に対する学生の反発·戸惑いを払拭するためには,発想ツールの学習が不可欠である.学生は発想ツールの効果に新鮮な驚きを感じ,訓練への向上心を芽生えさせることに成功した。(3) 学生の反発意見には謙虚に耳を傾けた後,彼らの誤謬を実例で的確に指摘することが発想ツールの理解度向上のためには不可欠な要件となる。