多品種半導体生産における強化学習を用いた製品投入スケジューリング

抄録

半導体生産システムは大規模かつ複雑なシステムであり、また、その製造工程は複合プロセスを多く含むなど、特有の困難さがある。それらを考慮しながら、需要変動に適応し、設備を効率的に利用するために、静的な環境を想定した既存のスケジューリング手法を適用することには限界がある。本研究では製造フロアの状態を反映した柔軟な製品投入を実現するために、強化学習を用いた手法を提案し、計算機実験により有効性を確認する。