低融点合金を用いた単発放電に関する研究（第13報）

極間距離の違いによる気泡挙動と放電痕除去量の変化

抄録

低融点合金（融点４７度）に対する単発放電を行い，電気条件と放電痕除去量の関係を調べてきた．溶融部の除去は発生する気泡の挙動が大きく影響すると考えられる．本報告では，気泡高さを制限する治具を用いて気泡形状を変化させたときの除去量を調べた．従来の細線電極を用いた方法に加えて，上下面とも低融点合金を用いた実験を行い，極性の影響に注目した結果について示す．