ガスタービン用ノズルの微細深穴加工（第３報）

低周波振動付加の効果

抄録

ガスタービンや船舶ディーゼルエンジンにおいて、効率の向上や排ガスの低減を実現させるためには、燃料の流量制御や噴射の均一性が重要になってくる。そのため、ノズル穴の微細深穴化が求められている。そこで、ノズル材料に対する微細深穴加工において、微細ドリルへの振動付加について検討した。工具回転数と振動周期の比や、１刃当たりの送りに対する振幅の比を調整することで、工具の長寿命化を図ることができた。