精密工学会学術講演会講演論文集
2010年度精密工学会春季大会
セッションID: E77
会議情報

分子動力学法による単層カーボンナノチューブ/シリコン ナノコンポジットの変形・破壊機構の解析
*田中 宏明島田 尚一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

ナノチューブはナノコンポジット材料の理想的な強化材とみなされているが、その変形・破壊機構は十分には解明されていない。本研究においては、分子動力学法を用いてナノチューブ/シリコン複合材料の変形・破壊機構の解析を行なった。その結果、ナノチューブの軸方向に引張応力が働く場合に最も強度およびヤング率が高くなり、切削においては、ナノコンポジット材料の方がより延性モードでの切削状態となることが明らかとなった。

著者関連情報
© 2010 公益社団法人 精密工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top