超精密切削加工された無電解ニッケルめっきの中性子反射特性評価

抄録

中性子は軽元素に対する高い識別性を伴ったユニークな物質研究の手段であるため高効率な小角散乱測定を可能とする中性子集光光学系が強く望まれている。金属基板を用いた非球面中性子ミラーの超精密かつ迅速な形状創成手法を開発するために、無電解NiP基板を用いた超精密切削加工による鏡面創成実験を行い、中性子反射特性を測定した。