精密工学会学術講演会講演論文集
2013年度精密工学会秋季大会
セッションID: F63
会議情報

Ti-6Al-4V合金切削加工時のPVD皮膜損傷状態
*鹽津 陵雅小関 秀峰井上 謙一上原 一剛臼杵 年
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
チタン合金は被削性が悪く,切削加工時の工具寿命が短い.この難削性を示す要因は明確であるとはいい難く,工具損傷機構も明らかではない.よって,工具損傷機構および損傷抑制のために必要な要素を明らかにする必要がある.損傷機構を調査するためにコーテッド超硬合金を用いてTi-6Al-4V合金を断続切削し工具の損傷状態を観察すると,皮膜の結晶粒界に微小なクラックが多数発生しており,これが損傷起点であることが分かった.
著者関連情報
© 2013 公益社団法人 精密工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top