抄録
著者らはハンマリング加振機構および微摺動機構により電気接点に現実的な振動を与える機構を開発し,これらの機構を用いて接点に与える微小振動の影響について研究してきた.前者は対象物に対して鉛直方向に周期的な衝撃力を与え,後者は,微小な往復摺動を与える.対象物に対してさらに現実的な振動を与えるために,著者らは,後者の機構を改良した.磁歪アクチュエータの代わりにピエゾ・アクチュエータを,並行板ばね機構の代わりに弾性ヒンジ機構を用いて,新機構を設計し開発した.この機構は,摺動の基本性能においても,コネクタのオスピンとメスピンの間における電気接点の劣化現象に関する実験に関しても,この現象を解析しうることが示唆さる.