インコネル718のエンドミル加工において切削速度が22.7m/minおよび68.2m/minの場合におけるMQL加工およびWET加工が工具刃先部の溶着生成量におよぼす影響を検討した.切削速度22.7m/minにおいてWET,MQL20ml,MQL60mlを用いた場合,切削距離1.5mまでの加工では工具逃げ面に発生する溶着面積はほぼ同等である。切削速度68.2m/minにおいてWETを用いた場合は切削距離0.5mでチッピングが発生するが,MQL60mlを用いた場合チッピングは見られない.MQL20mlでは溶着が成長し工具欠損に至る.