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西川 孝
セッションID: A01
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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白色干渉光学計において、対象物表面の垂直走査軸上の点から生成される可観測信号としてのインターフェログラムを用いて、1ピコメートルの高さ分解能を持つ表面形状計測システムを開発、上市した。本システムの実現のために、デジタルスタイラス法及び接近関数法と名付けた二つのアルゴリズムを考案した。ここでは、アルゴリズムの詳細と、8nm級標準段差サンプル及びグラフェン基板上の0.2nm級の段差測定例を紹介する。
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ナノ粒子の3次元ポジションイメージング
長田 悠希, 水谷 康弘, 岩田 哲郎, 大谷 幸利
セッションID: A03
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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近年,分子生物学において,簡易なシステムで単一金属ナノ粒子を直接観察することが求められている.これまでに,本研究では,光熱変換効果により粒子像を擬似的に拡大し位相像として2次元検出する手法を提案してきた.前報では,準共通光路型干渉計によりナノ粒子の熱応答性を測定した.本報では,ナノ粒子の3次元的なイメージングを行うために,サンプル深さ方向に生じる光熱変換シグナル分布について検討した結果を報告する.
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安達 正明
セッションID: A04
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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光軸方向に光路差変動が存在する状況下でも使える,波長変更を用いる粗面物体の3次元形状計測法をこれまで研究してきた.しかし環境によっては極めて激しい空気擾乱も存在する.ここではそのような場合を想定し,干渉計近くにドライヤーを持ち込み20cm程度離れた位置から高温空気を測定面に送り込んだ状態で,3次元形状計測を試み,問題点やその解決方法の検討結果を報告する.
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覚間 誠一
セッションID: A06
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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面発光型半導体レーザを光源とする光周波数走査干渉計によりブロックゲージの寸法の精密測定を行った。干渉縞位相復調値のばらつきの影響を抑えるため、位相復調値から位相勾配をフィティングにより算出して位相のランダム誤差の影響を低減している。呼び寸法からの測定誤差は光波長以下となった。
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竹田 和史, 横田 正幸
セッションID: A07
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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我々は多波長ディジタルホログラフィによる直管内計測法を提案してきた.本手法では内壁面の照明用に円錐鏡を挿入し,管外からの照明による反射光を物体光としてホログラム記録,測定を行う.この時,円錐鏡に管中心からの位置ずれと傾きが発生すると,得られる表面形状に光路長の非対称性により生じるバイアス成分が誤差として重畳される.この誤差補正を目的として,円錐鏡の位置ずれと傾きを考慮した補正法を新たに提案する.
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新井 泰彦, 横関 俊介
セッションID: A08
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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変形前後の二枚のスペックルパターンのみを用いた面内・面外同時変形計測法が提案されている。しかし、従来法にはいくつかの問題がある。本研究では、一台のカメラを用い、多重記録することによって従来の計測法の問題を解消している。従来の計測法における問題の解決法と将来的な三次元計測法の在り方を提案する。
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セラノ ダビット, 大谷 幸利
セッションID: A09
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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A computed tomographic measurement based in sensing the introduced phase changes of a transparent sample is implemented. The interferometry system is composed by a Polarizing Michelson interferometer coupled to a pixelated camera in order to acquire the necessary phase shifted interferograms instantaneously. By obtaining measurements at different angles of rotation, added with computed tomographic algorithms, inner information of the sample is obtained. Characteristics and limitations of the implemented system will be explained and experimental results showing the inner distribution phase change of a high temperature torch will be presented.
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澁谷 九輝, 水谷 康弘, 岩田 哲郎
セッションID: A43
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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光ナノテクノロジーの発展とともに,ナノ粒子の高感度なマッピング手法が求められている.本研究では,点検出器を用いて高感度な測定が可能であるゴーストイメージングと近接場光に着目し,新たなナノ粒子マッピング法を提案する.一般的に,粒子からの散乱光強度は,粒径の6乗に比例するためゴーストイメージングのマルチプレックス効果による高感度特性を用いることでナノ粒子を高感度に検出することが期待できる.
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サブピクセルシフトとデコンボリューションの適用
鉄野 翔太, 澁谷 九輝, 水谷 康弘, 岩田 哲郎
セッションID: A44
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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ゴーストイメージングの空間分解能は,投影パターンの1画素の大きさに依存する.そのため,投影パターンの1画素の大きさより小さなサンプルを空間的に分解することができない.本研究では,ピエゾステージを用いたサブピクセルシフトとデコンボリューションを導入し,計算機ゴーストイメージングの高解像度化を検討する.今回,一軸ステージを用いたサブピクセルシフトにより,再構成像の解像度が向上することを確認した.
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柴田 秀平, 喜入 朋宏, 早崎 芳夫, 大谷 幸利, 谷田貝 豊彦
セッションID: A45
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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本研究は透過率が存知な6種類のNDフォルタの切り替えとフォトンカウンティングシステムにより広ダイナミックレンジな光強度検出器を提案してきた。今回、この検出器を用いて二重回転アルゴリズムにより位相子の二色性と複屈折位相差、位相子と検光子の初期方位のキャリブレーションを可能にしたストークス偏光計を構築し、透過型で精度検証を行った。また、回折格子、ほこり、傷による散乱光の偏光状態の比較を検証する。
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長谷川 潤, 篠 敬悦, 大谷 幸利
セッションID: A46
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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本研究は6軸ロボットを用いた分光ストークス・フルフィールドイメージングについて報告する.偏光をサンプル表面に入射させ,反射,散乱した光の偏光状態をロボットアームの先に取付けたイメージングストークス偏光計を用いて任意の角度から測定しイメージングする.イメージングストークス偏光計は位相子,検光子,レンズ,CCDカメラから構成される.これを用いて,イメージング画像から構造の違いや傷の検出など,物体表面の評価を可能とした.
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オーバーハング形状創製の実験的検討
田原 弘之, 鈴木 裕貴, 高橋 哲, 高増 潔
セッションID: A61
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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近年,光学素子等の造形構造の微細化に伴い,Sub-μmの加工分解能を持つ3次元的な造形法が求められている.本研究では光造形法の微細化のため露光エネルギとしてエバネッセント光を導入する造形手法を提案している.本報では,低NA伝搬光露光とエバネッセント光露光を可変的に行える融合露光システムを用いて,造形実験を行った.より柔軟な三次元構造の一例として,オーバーハング形状の造形物を得た.
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第4報:銀ナノディスクアレイを用いたトラップ方位制御の確認
菅原 映志, 加藤 純一, 山形 豊, 小崎 美勇, 古谷 涼秋
セッションID: A62
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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我々は,微小物体・ロッド・ワイヤなどの金属・誘電体微小物体の位置・姿勢制御に金属ナノ構造に発生するギャッププラズモンを利用することを提案している.前報では銀ディスクアレイによるトラップ結果を報告したが,構造付近の銀を十分に除去できていない問題が残った.そこで,本報告では新たに金属構造を作製して確認実験を行った結果を報告する.
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放射圧動的制御による高安定トラップ
加地 史弥, 堀田 陽亮, 高橋 哲, 高増 潔
セッションID: A63
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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本研究では,ソフトマテリアルを対象とした10nm以下の分解能での除去加工を可能にする非摩耗・回折限界非依存型光励起ナノ除去加工工具を提案している.本提案手法では,光触媒ナノ粒子を加工工具とし,その工具位置の制御をレーザートラップにより行う.そのため,加工位置の制御には高安定な工具位置制御が要求される.本報では、スポット位置走査ユニットを実装し,放射圧動的制御による高安定トラップを実験的に検証する.
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横山 貴文, 林 冠廷, 金 鮮美, 梶原 優介
セッションID: A64
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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我々が開発したパッシブ型s-SNOM (scattering-type Scanning Near-field Optical Microscope) は,外部照射を必要とせず,空間分解能20 nmにてTHzエバネッセント波 (波長15 μm程度) を検出可能である.本研究では,検出波長近傍に光学フォノン共鳴を持つ誘電体 (AlN, GaNなど) に着目し,それらの表面に発現するTHzエバネッセント波の観測を行った.その結果,それぞれ非常に特徴的な検出信号を得た.本報では,検出信号の大きさや高さ依存性について実験結果を示し,理論解析・考察を報告する.
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最適光学設計手法の検討
筒井 悠, 矢澤 孝哲, 大坪 樹, 藤井 啓太, 中提 俊太
セッションID: A66
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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三角測量式変位計は,使い勝手が良いため,幅広い分野において様々な用途への使用が期待されており,用途ごとの要求仕様に対応した専用の変位計を短期間で開発することが求められている.しかしながら,要求仕様に応じた最適な光学設計方法が確立されていないのが現状である.そこで,本報では,形状測定用変位計の開発において,これまでの研究に基づいた最適光学設計手順を提案し,その有効性について検討した結果を報告する.
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Geliztle Parra, 大谷 幸利
セッションID: A67
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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In this work we combine optical flow and stereo vision algorithms, for obtaining a three dimensional object tracking system capable two follow changes varying in time. The optical flow algorithms allows the study of displacements varying in time and by using a stereo vision system we can retrieve the coordinates of the objects observed in the three axes (x, y, z) and therefore the reconstruction of such objects. A stereo vision system was implemented in Matlab using two identical webcams placed in parallel geometry. The ultimate goal of this project is to have a portable and affordable system that takes into account the disadvantages intrinsic of the implementation such as limited resolution and distortion presented on it for being webcams. Experimental results and system limitation analysis will be presented.
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尾嶌 裕隆, 長山 拓矢, 周 立波, 清水 淳, 小貫 哲平
セッションID: A68
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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粒切れ刃の高さ,形状や分布を計測するために,ステレオ視法を用いて砥石作業面トポグラフィの3次元計測をオンマシンで可能なシステムの構築を行う.撮影したステレオ画像視野内各点の視差に基づき,その奥行情報(高さ)を求める.さらに,このシステムを用いて研削過程における砥石作業面の追跡観察を行い,砥粒の挙動を解析する.
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山下 典理男, 吉澤 信, 横田 秀夫
セッションID: A69
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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軸受鋼中に存在する介在物は,介在物周囲への応力集中およびそれに伴うき裂の発生により,転動疲労破壊の要因となる.本研究では介在物の三次元詳細形状が転動疲労に与える影響に着目し,介在物および周囲に生じたき裂の三次元計測データへの画像処理による幾何形状解析手法の開発を行なった.開発した手法により,介在物の凹部形状の存在がき裂発生に影響を与えることが強く示唆された.
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球電極における球体の配列精度向上の検討
保坂 隆博, 神田 廣樹, 菊地 晃弘, 瀧野 日出雄
セッションID: B01
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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我々は,レンズアレイ金型の効率的な製造を目的に,放電加工によって金型のレンズ要素を精密加工することを検討している.前報では,球面レンズアレイ金型の創成のために,金属球体を配列した電極(球電極)による放電加工法を提案した.本加工法の場合,レンズ要素の加工精度は球体の配列精度に影響される.そこで本報では,球体の配列精度向上を検討し,新たな電極を提案した.また実験により,新電極の加工特性を明らかにした.
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趙 永華, 国枝 正典, 阿部 耕三
セッションID: B02
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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SiC単結晶材料は非常に高価である。SiC材料利用率の最大化のために、放電加工を利用してSiCインゴットのくり抜き装置を開発した。また、加工率を向上するために、静電誘導給電法を用いてマルチスパーク放電加工方法を開発した。6本の電極を用いて、一つのパルスで、6個の同時放電または順番放電の確認をできた。従って、放電頻度の向上により加工速度が増加すると考えられる。
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金子 健正, 山田 隆一, 永澤 茂, 福澤 康
セッションID: B03
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は鋼やアルミニウム合金と比較して強度や疲労強度が高く,腐食しないため航空機や自動車などに利用されている.CFRPを航空機の構造部材に用いる場合,電食作用の少ないチタン合金板と重積させ,ファスナにより機械的に締結される.そのため,CFRP-Ti重積材の穴あけ加工が必要とされている.本研究ではCFRP-Ti重積材のTiを補助電極として利用して放電加工を行い,穴加工特性を調査した.
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山口 篤, 三宅 達也, 岡田 晃
セッションID: B04
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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放電加工機主軸に電極球を細い導線でつり下げ,工作物を傾斜させて曲がり穴を加工する技術について,電極球の質量および直径が加工特性に及ぼす影響を検討した.直径5.5mmの電極球では広い放電条件で安定した加工ができるのに対して,直径と質量が小さくなるほど加工条件が限定された.サーボ電圧とピーク電流を適切に選択することで,直径3.0mmの電極球を用いた小径穴加工が可能であった.
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飯田 勇太, 深津 拡也, 吉田 政弘
セッションID: B06
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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断面形状積算法は単発放電痕の各部の詳細な体積情報が得られる.しかし,体積算出に膨大な時間がかかり,また,測定方法上,一度しか調査を行えない.一方,光学式顕微鏡を用いれば単発放電痕を短時間かつ効率的に測定ができると考えられるしかし,これを用いた単発放電痕の詳細な調査や誤差について,ほとんど検討されていない.本報告は断面形状積算法と測定原理の違う二種類の光学式顕微鏡にて測定し比較した.
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藤村 明勝, 安孫子 直樹, 吉田 政弘, 国枝 正典
セッションID: B07
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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これまでの放電加工の気泡体積は放電開始から時間が経過した後に測定しており,気泡成分の一部が再結合などで加工液に戻るので,放電発生時の気泡モル量は未明である.ところで,気泡内部圧力が大気圧と等しくなると加工反力がゼロになる.この時の気泡体積を求めれば放電発生時の気泡モル量が推定できる.そこで,ホプキンソン棒法で単発放電の加工反力測定と高速度カメラによる気泡挙動の観察を行い,気泡モル量を測定した.
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城間 ひかる, 田辺 里枝, 伊藤 義郎
セッションID: B08
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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細線電極を用いた単発放電における極性の影響を,高速度レーザーストロボビデオ撮影法により調べた.システムを改良し,同一の現象を2台のカメラを用いて,異なる撮影方法で観察できるシステムを構築した.またシャドウグラフ法に加え,シュリーレン法でも観察を行った.その結果,新たに半球状の影と雲のような影が放電部に発生し,広がっていくのが観察された.発光の様子も撮影し,極性の影響とそれぞれの相関について調べた.
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小谷野 智広, 菅田 裕貴, 細川 晃, 古本 達明
セッションID: B09
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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微細放電加工において用いられるRC放電回路では,最小の放電エネルギは浮遊容量に蓄積されるエネルギによって決まる.従って,放電エネルギの微小化には浮遊容量の低減が必要となるが,装置の問題などによりこれには限界がある.そこで本研究では,電極に高抵抗材料である単結晶シリコンを用いることで,浮遊容量から流れる電流を低減し,放電エネルギの微小化を図った.
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山口 晃輝, 夏 恒
セッションID: B13
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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パルス電解加工では、直流電圧を印加する場合に比べ加工精度が向上する。しかし、同時に電極消耗が生じるという問題が発生する。また、電解加工において電圧波形が加工速度や加工精度などの加工特性に大きな影響を与える。本研究では、工具消耗を抑制し、加工精度及び加工速度を向上させることを目的とし、パルス波形が加工特性に及ぼす影響を実験により調査する。
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米 大海, 夏 恒
セッションID: B14
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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The modeling and simulation of Pulsed Wire Electrochemical Machining (PWECM) is considered in this paper. The electrode kinetics was modeled with Butler-Volmer equation to simulate the transient current response behavior of the PWECM system. The evolution of the workpiece surface was then calculated using the machining speed which derived from the local current density. Examples of PWECM and WECM with DC voltage showed that the PWECM results in much smaller machining rate, and improved machining accuracy could be achieved with PWECM.
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川中 拓磨, 国枝 正典
セッションID: B15
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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電解液ジェット加工は,電解加工の一種であり,電解液をノズルから噴出し,噴流直下のみを選択的に加工することができる.また,ノズルを走査させることで,任意形状を加工することができる.そこで本研究では,走査加工により任意形状を局所的に鏡面化することを目的として,各加工条件が加工面の表面粗さに与える影響を調査した.
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石井 雄基, 夏 恒
セッションID: B16
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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チタン系材料は比強度などに優れ,航空産業や医療機器などの広い分野で使用されているが,切削加工や電解加工では加工が困難である.そこで複合加工である電解複合研磨が用いられる.本研究では,チタン系材料への小径工具を用いた電解複合研磨の形状創成に関する,最適な加工条件を基礎実験と理論式を用いて調査を行ったので報告する.
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電解液フラッシングの影響
鈴木 康平, 後藤 昭弘, 諸井 孝行, 植松 政人, 齋藤 長男, 湯澤 隆
セッションID: B18
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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これまでの研究で、超硬合金の電解加工における最大の問題の一つであるCoの過剰な溶出現象を防ぐために、電解液中のCoイオンを増し、両極性の電流により加工することが効果的である可能性が示された。しかし、これまでの研究は電解液のフラッシングを行わないビーカーテストであったため、加工したCoが工作物マイナスの極性のときに再析出する問題があり、加工現象を十分に議論できなかった。本報告では、電解液のフラッシングを行い、その加工品質、加工速度への影響について議論する。
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三好 晃太郎, 国枝 正典
セッションID: B19
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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電解液ジェットターニング加工は,回転する工作物にノズルから電解液をジェット状に噴射し,工作物,ノズル間に電圧を印加し電解作用により工作物周上に加工を行う方法である.これまで,超硬合金微細軸を工作物とした本加工方法において,交流電流を用いることにより選択的な加工が可能であることが明らかとなっている.しかし,その加工特性は未だ十分調査されていない.そこで,諸パルス条件が加工特性に及ぼす影響を調査した.
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高橋 晃, 夏 恒
セッションID: B20
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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電解液ジェット加工は,ジェット状の電解液を工作物に噴出し,電圧の印加により電解作用を生じさせて加工を行う方法であり,金属材料の微細加工が可能である.しかし,直流電流を用いた超硬合金の電解加工では加工表面に付着物が生じ,加工が進行しなくなる問題がある.そこで,電解液ジェットを工作物側面に当てて工作物をジェット進行方向と逆向きに高速回転させることで付着物の除去を行い,超硬合金の加工特性の調査を行った.
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小林 庸幸, 鈴木 庸久, 金澤 直一郎
セッションID: B21
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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超硬合金に溝形状を付与するには,放電加工による方法や,PCDまたはダイヤモンドコーティング超硬エンドミルを用いた切削加工による方法が知られている.本研究では安価で高能率な加工法として,小径ダイヤモンド電着軸付砥石を用いた電解研削加工による超硬合金の溝加工について検討した.電解加工液に水道水及びNaCl水溶液を用いて印加電圧及び研削加工条件を変化させ,表面粗さや研削抵抗を比較した.
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宮本 卓武, 町田 昌史, 夏 恒
セッションID: B31
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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微細放電加工の加工液に脱イオン水を用いることで,工具電極消耗や加工速度等の加工特性を改善できるが,深い加工になると加工速度が急激に低下する.特に超硬合金工具電極の場合,加工の最中に大きな引き戻しが発生する.そこで,本研究では,電極材料に超硬合金とタングステンを用いて加工実験を行い,電極材料が引き戻しに及ぼす影響を調べ,微細深穴の高速加工を実現することを目的とする.
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今井 啓仁, 田辺 里枝, 松原 浩, 伊藤 義郎, 毛利 尚武, 増沢 隆久
セッションID: B32
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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我々は,微細電極の周囲を融点が低く,除去加工が容易な材料で被覆した「ピーリング工具」を提案し,被覆方法として,亜鉛めっきを試みている.めっきの際、いくつかのpH緩衝剤や平滑剤を添加して工具を作製したところ,デキストリンを用いることで工具精度が最も良くなることが分かった.本研究では,デキストリンを添加し,コア径φ30μm以下のピーリング工具の作製と単発放電による被覆部の除去を行った.
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Han Wei, 国枝 正典
セッションID: B33
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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Micro-rods have to be prepared for micro electrical discharge machining (EDM) and micro electrochemical machining (ECM) to be used as tool electrodes. In most cases, they are fabricated by EDM. On the other hand, the electrostatic induction feeding method developed by the authors was used to machine micro holes by ECM in the past. Hence, the authors tried to fabricate micro rods using this ECM method. The influence of the voltage amplitude on machining stainless steel rod was investigated. The current flowing through the side gap affected the machined shape of the rod. In some cases, the machining failed unexpectedly due to pitting corrosion because stainless steel was machined with sodium chloride electrolyte.
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増田 康雄, 後藤 昭弘, 吉田 昌史, 土肥 稔, 諸井 孝行, 植松 政人
セッションID: B35
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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パルス状の放電により、電極成分である絶縁材料を工作物表面に付着させる方法について研究している。絶縁材料と亜鉛粉末を混合して成形した電極を用い、工作物との間で放電を発生させると絶縁材料を移動させることができる。電極の製作条件により絶縁材料の移動の様子がどのように変わるかについて報告する。
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岩井 学, 橋本 英明, 川崎 智将, 鈴木 清
セッションID: B36
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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PCDは超硬質であり,かつ耐欠損性に優れており,耐摩部品や切削工具に多用されている.PCD製品は放電加工および研削加工により製造されているが,PCDを構成する素材の90vol.%以上がダイヤモンドであることから加工が極めて困難である.本研究では,PCDの高能率放電加工の実現を目的に,ダイヤモンド加工に有効な遷移金属電極を選定するとともに,その加工条件の把握と加工機構の解明を試みた.
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二ノ宮 進一, 古賀 文雄, 鈴木 清
セッションID: B37
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
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成形されたPCD円盤を回転工具として利用した放電研削逐次加工は,1つの工具で放電加工と研削仕上げをすることが可能である.本研究では,単一のPCDセグメントを回転軸に装着し,放電電極および仕上げ研削砥石として利用することを提案した.この工具で超硬合金の放電研削逐次加工を行い,放電加工では電極無消耗であること,研削後の超硬合金の加工面粗さが向上することを明らかにした.
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名古屋 寛, 夏 恒
セッションID: B43
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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中性塩溶液であるNaCl溶液を用いた電解加工は,極めて毒性の強い六価クロムを生成しないため環境にやさしく,また,加工後の表面品質や加工速度に優れる利点がある.しかし,極間距離が広い領域でも電解作用が生じるため,精度の要する加工には使用できない.そこで,吸引工具を用いれば電解液が工具直下にしか存在しないため,高精度の電解加工が期待できる.本報告では,吸引工具を用いたNaCl溶液の電解加工特性について報告する.
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門倉 宏充, 夏 恒
セッションID: B44
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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微細電解加工においてパルス電圧の印加が加工精度を向上させることが一般的に知られている。加工の進行に伴い、工具先端から工作物までの距離である極間距離が変化する。極間距離が大きくなると加工速度や加工精度の低下を招き、小さくなると短絡や放電の危険性がある。そこで本研究ではパルス電圧を用いた微細電解加工中の加工電流から極間距離を検出し極間距離を一定に保つように制御する装置を製作し、加工実験を行った。
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初 福晨, 島崎 奉文, 国枝 正典
セッションID: B45
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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電解加工における極間では電解電流によるジュール熱が発生し、電解液を加熱する。工作物の加工形状を決定する極間の電流密度分布は電解液の温度分布に影響を受けるため、電解加工中の極間温度を解明することは重要である。そこで、熱電対を用いて電極内の温度を測定し、逆問題解法によって極間の温度を推定した。
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島崎 奉文, 北村 朋生, 国枝 正典, 阿部 耕三
セッションID: B46
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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電解加工は、工作物を電気化学的溶解作用によって除去していく加工方法である。しかし、その極間現象は電解液の流れ場や気泡の挙動など様々な要因のため非常に複雑である。加工現象解明のために、透明で導電性を有する半導体SiCウェハを用いて直接極間の様子を観察し、工作物の除去過程に関する考察を行った。
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インフラマネジメント標準モデルの提案
根本 祐二
セッションID: B61
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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インフラ老朽化による弊害の回避には、インフラの所有、維持管理を総合的にマネジメントする必要がある。国は平成26年度から3年以内にすべての自治体に対して「公共施設等総合管理計画」の策定を求めたが、自治体にはノウハウがなく十分な問題解決は期待できない。今回発表する標準モデルはこうした現状を踏まえ自治体職員が容易に目安にできるよう制作されたものである。活用はもとより技術的な知見の導入も期待している。
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土岐 直弘, 高田 祥三
セッションID: B63
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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新興国で深刻化する環境問題に対し,低環境負荷を目指したリマニュファクチャリング(RM)自動車の提供シナリオを提案する.廃車等から回収されるリユース部品等を利用し,中古車をRMすることにより環境性能を向上した車を新興諸国において販売することを想定する.RMコスト・環境負荷削減量・RM車販売量を考慮し,新車よりも低価格であり,既存輸出中古車よりも環境性能の高い製品を提供できる最適シナリオの検討を行う.
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基本概念及び冷蔵庫を用いたケース・スタディ
田村 知之, 小林 英樹, 梅田 靖
セッションID: B64
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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現地の環境や文化を考慮した設計を「現地主義ものづくり」と呼称し、そのための設計方法論の提案を目的とする。本報では、現地主義ものづくりの基本概念を整理するとともに東南アジア・南アジアの冷蔵庫を対象として一つのケース・スタディを行った。冷蔵庫の調査・日本の冷蔵庫との比較を行い、この結果から、現地主義ものづくりのための設計方法論に向けた知識の構造化方法を提案する。
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ブロックの形状による影響を考慮した考察
野中 朋美, 藤井 信忠, 小早川 由紀, 水山 元
セッションID: B66
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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本研究は,製造フロアのエネルギピークマネジメントを目的に,各設備の仕事単位の電力消費パターンをエネルギブロックとして捉え,各設備のエネルギ消費傾向の違いと,仕事開始タイミングの組合せを考慮し,結果としてスケジュールを得る環境配慮型スケジューリングを提案する.仕事のエネルギ消費パターンを表すエネルギブロックの形状の違いによる影響を考慮した計算機実験を行いエネルギピーク量と生産性の関係を考察する.
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佐藤 俊明, 福重 真一, 梅田 靖
セッションID: B67
発行日: 2015/03/01
公開日: 2015/09/01
会議録・要旨集
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製品のライフサイクルは,製品の製造から回収・再生・廃棄に至るまでの比較的長いタイムスケールを持つ.従って,ライフサイクルを設計する上では将来の様々な不確実性を考慮しなければならない.本研究ではライフサイクルを通じた外部環境の変化を網羅的にシミュレーションすることで,設計する製品ライフサイクルの成立条件を明らかにし,不確実な環境に対してロバストな戦略の策定を支援するための手法を提案する.
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