レーザー焼結低温造形における材料劣化のMFRと造形物密度による評価

抄録

低温造形としてレーザー焼結の再結晶温度以下での造形を提案している．この方法は使用材料種の拡大や材料リサイクル率の向上など多くの利点が期待できる．本研究では90％のリサイクル率による低温造形の運用を試みている．材料劣化の評価を造形前後のMFRと造形物密度で行い，90％以上の密度が得られる造形前のMFRを確認した．また，繰り返し造形に伴いMFRと密度は低下したが3回目以降は安定した値を示した．