抄録
プラスチック部品の成形では高温の材料を高圧で充填するため,金型に薄肉形状があると変形を生じ成形不良を引き起こしてしまう.この問題を解決するために,部品形状から金型において薄肉となる部分を検出する手法が望まれている.そこで部品外部の距離場に基づいて,部品上の狭い溝形状を検出し設計者に提示する手法を提案する.距離場を構成するボクセルから溝の中心面に対応するものを検出し,さらに溝の幅と深さを決定した.溝幅と深さの比率が一定値以上の狭い溝形状を検出,色分け表示するシステムを実装し,幾つかのサンプルモデルに適用することで手法の有効性を検証した.