抄録
4H-SiCの表面を,XAS とXPSにより定性的に分析し,4H-SiCの研磨において,どのような反応生成物が除去されるかを推考した結果,次のような結論を得た.4H-SiCはTiO2-Cathilon水溶液に極微量溶ける.供試品を混合水溶液に浸漬すると,SiCの中に界面酸化物が生じる.混合スラリーで研磨すると,4H-SiCの表面に,酸化物,酸窒化物,窒化物が生じ,界面酸化物も生じる.28.8 nmのダイヤモンド砥粒を混入した混合スラリーで研磨すると,Raで約0.5 nm前後の粗さの面を試行的に得ることができる.