精密工学会学術講演会講演論文集
2018年度精密工学会秋季大会
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ボールブッシュの転動体循環機構の観察(第2報)
グリースの違いによる転動体挙動の比較
*小山 拓人大関 浩佐久間 直杜見須 湧介
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p. 141-142

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抄録

直動転がり案内は疲労が軌道面両端に集中することが知られているが原因は明らかでない.前報にて運転中のボールブッシュに対し測定を行い,軌道面両端部で接触面圧が中央部に対して大きいこと,その原因と推察される転動体の不安定挙動を確認した.本報では潤滑剤であるグリースを変化させ測定を行った結果転動体挙動に違いが生じ,特にちょう度の低いグリースが不安定挙動を低減する傾向が見られたため報告する.

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© 2018 公益社団法人 精密工学会
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