主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2018年度精密工学会春季大会
開催地: 中央大学
開催日: 2018/03/15 - 2018/03/17
p. 463-464
病理術後検査などにおいて,術中摘出試料を培養し,マルチウェルプレートなどに定量で播種する必要がある.この際,酵素などを用いてディッシュから細胞を剥離するが,細胞の成長を阻害するため培養期間が長くなる.そこで病理検査の迅速化のため,初代培養した試料を剥離することなく定量的に分割し,マルチプレートに播種可能な培養ディッシュを提案する.本報告では基本原理と,培養フィルム基材による培養特性を報告する.