主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2018年度精密工学会春季大会
開催地: 中央大学
開催日: 2018/03/15 - 2018/03/17
p. 897-898
金属球を銅箔でつり下げた構造の電極を用いた放電加工法について,チタン合金に対する加工特性を解明した.つり下げ電極を使用する際には工作物の振動付与が必要であるが,同径の丸棒電極よりも加工速度が大幅に速く,電極消耗が小さかった.丸棒電極を使用した場合には工作物表面に炭化チタンが形成するのに対し,つり下げ電極の場合はほとんど形成しなかった.工作物の傾斜制御によって,曲がり穴を加工することができた.