主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2022年度精密工学会秋季大会
開催地: オンライン開催
開催日: 2022/09/07 - 2022/09/09
p. 123-124
設計者が創造性の高い設計解を導出するためには,既存知識を演繹的に適用するだけでなく,新たな概念を産生する思考が必須である.新たな概念の産生は,共感や学習に基づく情報獲得により促進されることが経験的に知られるが,その理論的説明は十分でなく,このことが創造的設計の実践を妨げている.本稿は,集合論を用いて設計者の概念操作を論じた一般設計学を基底とし,情報獲得から概念産生に至る思考過程を数理的に考察する.