基部に柔軟性と等方性を有するマイクロニードルパッチの作製と評価

抄録

先行研究で作製されていたマイクロニードルパッチ（MNP）は体内での止血能力が確認されている。この特性から褥瘡からの滲出液を制御可能であることが予想され、細胞工学の観点からは組織再生の足場としての働きも期待できる。体表面に貼付することから、体動に伴う組織の変形に追従する必要がある。本研究では従来のMNPより柔軟性に富み、面内方向に等方性の変形挙動を示す格子状基部構造を持つMNPの作製と評価を行った。