サンプリング点の歪み計算を重複化した離散フーリエ変換を用いた干渉縞包絡線復調の検討

提案法及びその問題点の確認

抄録

離散フーリエ変換は周波数領域におけるサンプリング点の間隔が等間隔である。それに対し歪みのある離散フーリエ変換（WDFT）は、それが非等間隔で表れる。そのため振幅スペクトルのサンプリング点は、ある特定の周波数範囲に集中する。我々はこの特徴に注目し、干渉縞に対しWDFTを用いて包絡線を非等間隔サンプリング点で復調した。本稿では、更なるサンプリング点の集中を目指し、歪み計算を複数回行ったWDFT計算を提案する。