主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2024年度精密工学会春季大会
開催地: 東京大学
開催日: 2024/03/12 - 2024/03/14
p. 278-279
二次元切削モデルを用いて背分力方向の超音波振動切削を行い,光弾性法により超音波振動一周期中における被削材内部応力分布の変化を観察した.工具逃げ角は10°とし,振動振幅は2から6 µmp-pの間で変化させた.切削速度を10 m/sで固定した実験では,超音波振動により工具刃先が最深位置となったとき,刃先前方に生じる応力分布はいずれの条件においても最大の範囲となった.これは,工具逃げ面と被加工面の接触によるためと考えられる.