精密工学会学術講演会講演論文集
2024年度精密工学会春季大会
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超音波振動切削における被削材内部応力分布の可視化(第九報)
背分力方向における超音波振動切削の基礎的研究
*辻 尚史野呂 柚斗高島 孝太川村 拓史原 圭祐磯部 浩已
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p. 278-279

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抄録

二次元切削モデルを用いて背分力方向の超音波振動切削を行い,光弾性法により超音波振動一周期中における被削材内部応力分布の変化を観察した.工具逃げ角は10°とし,振動振幅は2から6 µmp-pの間で変化させた.切削速度を10 m/sで固定した実験では,超音波振動により工具刃先が最深位置となったとき,刃先前方に生じる応力分布はいずれの条件においても最大の範囲となった.これは,工具逃げ面と被加工面の接触によるためと考えられる.

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