精密工学会学術講演会講演論文集
2024年度精密工学会春季大会
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自動茎切断機構のためのベローズ型ソフトアクチュエータ
*タスニーム ジナット岡 宏一
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p. 377

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抄録

ピーマンの自動収穫のために果実の茎を切断する作業が必要である.これまでは,茎の切断のためには高剛性の機構が主に用いられてきた.今回の発表では,ピーマンの茎を切断するためのソフトアクチュエータを提案する.ピーマンの茎を切断するために設計された空気圧ベローズ型ソフトアクチュエータを用いる.このベローズ型アクチュエータはエラストマー材料で構成され,刃と固定刃によって構成されている.ベローズアクチュエーターの圧力を制御し,それが膨張することによって茎が切断される機構である.実用化のための事前の準備として,ベローズアクチュエーターの性能を評価し,ANSYSシミュレーションソフトウェアを使用して最適化を行った.その後,作製したアクチュエータによって,ピーマンの茎の直径を変化させながら切断実験を行った.その結果,提案されたアクチュエータの可能性が確認された.

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