抄録
放課後等デイサービスを利用する自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder;ASD)児4名と保護者に対して,対面とオンラインのハイブリッド形式にて友だち作りを目的としたSSTであるPEERS(Program for Education and Enrichment of RelationalSkills)を実施し,有効性を検討した.その結果,ASD 児の対人行動などを評定するSRS-2,行動観察の結果からPEERSの有効性が示唆されるとともに,保護者へのアンケート結果からハイブリッドで実施する意義が確認された.