作業療法の実践と科学
Online ISSN : 2433-8451
Print ISSN : 2434-5806
Action disorganization syndrome を呈した脳卒中患者に対して課題指向型練習を導入し食事動作を獲得した事例
熊田 楓花堀 翔平 齋藤 潤也
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2026 年 8 巻 1 号 p. 8-14

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抄録
今回,Action disorganization syndrome が疑われた,脳卒中患者に課題指向型練習を導入し食事動作と調理動作の獲得を目指した実践について報告する.介入初期は,関係性の構築と機能的改善を主として行い,徐々に箸を用いての食事動作練習を行った.徐々に機能改善を示し,食事動作が可能となったが,実場面では,物品や手順の省略を認めた.環境調整や物品の選択,実動作練習を繰り返すことで,食事動作が可能となった.しかし,経過の中で希望した調理動作に関しては,自立には至らなかった.本介入では多段階の工程が必要な調理動作練習への環境調整を含む直接的な練習が不足していた可能性が考えられた.
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