理学療法 - 臨床・研究・教育
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研究と報告
在宅支援に関してのスタッフ教育と組織体制作りの一考
―ディスカッション・アンケート調査を通して―
小暮 英輔笹井 俊秀榎本 洋司小林 竜
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キーワード: 在宅支援, 教育, 組織
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2014 年 21 巻 1 号 p. 16-20

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抄録
【目的】回復期リハビリテーション病院における在宅支援をテーマに他職種を含めた若手・中堅スタッフ,管理者でディスカッションを実施した。【方法】ディスカッション参加者を対象としたアンケート調査を実施した。【結果】「スタッフ間での意見共有ができた」などの前向きな意見が多く聞かれ,また若手スタッフにおいては退院時の在宅支援への意識の向上がみられるようになった。【結論】経験年数に関係なくディスカッションを行うことは,若手スタッフへの教育という効果だけでなく,管理者を含めたスタッフ間相互の意見を交換することにより,組織としての一体感を高める効果があると考えられた。また,ディスカッションで提案された事案を実際の業務に実現化することにより,スタッフのモチベーション向上につながり,組織運営の一形態として有効であると考えられた。
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© 2014 社団法人 埼玉県理学療法士会
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