抄録
【はじめに】飯能市の「地域づくりによる介護予防推進支援事業」における当院理学療法士の活動について報告する。【サポーター養成】地域住民に体操を指導する住民サポーターを養成するために,平成27年8~9月にサポーター養成講座を計7回開催した。その結果,住民8名が飯能市により「かがやきサポーター」に認定された。【住民運営の通いの場】10月に双柳地区において住民運営の通いの場が立ち上げられた。以後,地域住民約20名が週1回かがやきサポーターの指導により体操をするようになった。また,3ヶ月に1回当院理学療法士により運動機能を評価されるようになった。【考察】住民サポーターによる体操普及活動は継続的な介護予防事業の中核になり得る。また,住民サポーターの養成や地域住民の運動機能評価において理学療法士の果たす役割は大きい。