理学療法 - 臨床・研究・教育
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講座
脳卒中後の垂直性障害と理学療法
深田 和浩網本 和藤野 雄次
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2021 年 28 巻 1 号 p. 11-16

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抄録

ヒトはあらゆる環境下において身体を垂直に保つことが可能であるが,脳卒中を発症すると安定した床面であっても姿勢を垂直に維持することが難しい症例も存在する。特に脳卒中重症例では,垂直性の問題により,基本動作練習や歩行練習が思うように進まないことを経験する。この垂直性障害については不明な点も多いが,近年では垂直性に関する報告も増えつつある。本項では,垂直性障害のレビューや評価と治療について概説したい。

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© 2021 社団法人 埼玉県理学療法士会
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