抄録
要旨
【目的】2024 年1 月1 日に発生した令和6 年能登半島地震において、公益社団法人神奈川県理学療
法士会災害対策部部員が実施した支援活動の詳細を報告すること。
【活動内容】1 月5 日から3 月31 日の期間で、東京都および石川県の災害対策本部や保健医療福祉
調整本部で支援活動を実施した。災害医療研修修了者を選出しのべ9 名の部員が参加した。また、
上述の9 名とは別に神奈川県災害派遣福祉チームの一員として2 名の部員が石川県輪島市で福祉支
援を実施した。
応急修復期では、避難所での支援調整と要配慮者のニーズ把握が課題となり、リハビリテーション
支援が必要とされた。復旧期では、避難所から応急仮設住宅への移行に伴い、要配慮者のスクリー
ニングと情報共有が重要であることが示された。
【考察】要配慮者支援には、初期対応として災害対策本部におけるロジスティクス支援や専門職間
の連携強化が重要であることが示された。特に、避難所内でのリハビリテーション支援が長期化す
る中で、要配慮者の身体機能維持や生活環境改善が課題となった。
【結論】能登半島地震における要配慮者支援の課題を明らかにし、今後の災害時における平時から
の準備と専門職の連携の重要性について報告した。