関東甲信越ブロック理学療法士学会
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第33回関東甲信越ブロック理学療法士学会
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教育講演
いま考える地域リハビリテーションの在り方
*吉永 勝訓
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p. 49-

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抄録
現在、我が国では65歳以上の高齢者が人口の4 人に1 人を超えて増え続けており、2042年に高齢者人口は約 3,900万人とピークに達し、その後も75歳以上の後期高齢者がしばらく増え続けると予測されています。このよう な背景のなか、団塊の世代の方々が75歳以上に2025年を目途に、「高齢者が尊厳を保ちながら、重度な要介護状態 となっても、住み慣れた地域で自分らしい人生を最後まで続けることができるよう、住まい、医療、介護、予防、 生活支援が、日常生活の場で一体的にできる地域での体制」である地域包括ケアシステムづくりの推進を国が提唱 しています。一方、地域リハビリテーションについて、日本リハビリテーション病院施設協会は、「障害をもつ人々 や老人が住み慣れたところで、そこに住む人々と共に、一生安全にいきいきとした生活が送れるよう医療や保健・ 福祉及び生活にかかわるあらゆる人々がリハビリテーションの立場から行う活動のすべて」と定義しています。こ れら地域包括ケアシステムの説明と地域リハビリテーションの定義とを比較してみると、その内容は酷似している ことがわかります。(但し、前者では対象が高齢者であり障害者が抜けていることと、“リハビリテーション”とい う言葉が使われていません。)  したがって、今後の地域包括ケアシステム構築においては、今まで全国各地で培ってきた地域リハビリテーショ ンのノウハウがきっと役立つであろうと思うし、また既存の地域リハビリテーション体制の連携は、今後も活用さ れていくべきであると考えます。  ところで、「地域包括ケアシステム」の対象を国は高齢者に限定していますが、各地域での社会資源が限られて いることを考えると、障害児・者やさらにはさまざまな社会的弱者も対象とするシステムの構築、すなわちソーシ ャルインクルージョンの観点に立ったシステム構築の展開も期待されるところです。最近ではいくつかの自治体に おいて、従来のリハビリテーション医療・福祉体制や地域リハビリテーション支援体制を、地域包括ケアシステム 構築の方策とリンクさせるような動きもみられています。地域包括ケアシステム構築の成否は、私たち国民の生活 に大きく影響するでしょう。  演者は、千葉県地域リハビリテーション支援体制整備推進事業に県の地域リハビリテーション支援センター等の 立場から関わってまいりました。講演では、今までの県の支援事業を通して学んだことや、また地域包括ケアシス テムの構築に向けた地域リハビリテーションの在り方について考えていること、などをお話しする予定です。
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© 2014 日本理学療法士協会関東甲信越ブロック協議会
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