関東甲信越ブロック理学療法士学会
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第33回関東甲信越ブロック理学療法士学会
セッションID: F-032
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ポスター発表(フレッシュマン)
異なる駆動条件によって測定した車椅子直線駆動能力評価の信頼性と測定結果の差異
*澤口 知良, 橋立 博幸, 小池 俊人, 森井 翔大, 新實 良太, 藤澤 祐基, 潮見 泰藏
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抄録
【目的】 これまでに車椅子駆動方法の特性が検証され,車椅子駆動 能力評価が運動介入効果の判定に用いられてきているが,車 椅子駆動能力評価の方法については十分に検討されていな い.本研究では,10m直線駆動課題の所要時間を測定する車 椅子駆動能力評価(10m車椅子駆動)を複数の駆動条件にて 実施し,その信頼性および測定結果の差異について検討する ことを目的とした. 【方法】 対象は健康な若年男性24人(平均年齢21歳)であり,研究 実施前にヘルシンキ宣言に基づいて本研究の目的と方法を説 明し同意を得た.10m車椅子駆動は,両上肢,両上下肢,一 側上下肢の3種類の駆動条件と,通常速度,最大速度の2つの 速度条件の計6条件にて,屋内平地の加速路3m,測定区間 10m,減速路3mの直線路を普通型車椅子にて直線駆動した 際の所要時間をストップウォッチで測定するとともに,最も 駆動しにくい(1),最も駆動しやすい(10)の10段階にて車 椅子駆動のしやすさ(主観的駆動難易度)を聴取し,各駆動 条件間で比較した. 【成績】 各駆動条件で測定した10m車椅子駆動は,級内相関係数 ICC(1,1)=0.78~0.93,ICC(2,1)=0.99の高い信頼性を示した. 一側上下肢駆動による10m車椅子駆動の測定値および主観的 駆動難易度の成績は,両上肢駆動または両上下肢駆動に比べ て有意に低かった. 【結論】 10m車椅子駆動は高い信頼性にて測定可能であり,簡便に 実施できる評価であると考えられた.10m車椅子駆動の測定 値および主観的駆動難易度の成績は,一側上下肢駆動に比べ て両上肢駆動,両上下肢駆動に比べて有意に低かったことか ら,測定結果を吟味する際に駆動条件の特性を考慮する必要 があることが示唆された.とくに一側上下肢駆動では,直進 するために上肢の前内側分力と下肢の前外側分力を合わせな がら推進方向を調整する必要があり,両上肢駆動および両上 下肢駆動に比べて前方への推進力を発揮する難易度が高まる と推察された.
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© 2014 日本理学療法士協会関東甲信越ブロック協議会
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